歯ぎしりで歯が欠ける?放置すると危険な6つのリスクとマウスピース治療の効果

歯ぎしりとは何か?その種類と原因を知ろう
歯ぎしり(ブラキシズム)とは、上下の歯を強くこすり合わせたり、噛み締めたりする習癖のことです。多くの場合、睡眠中に無意識に起こるため、自分では気づきにくいのが特徴です。
歯ぎしりには主に3つの種類があります。
- グラインディング…歯をギリギリと横にすり合わせるタイプ。音が出るため、家族やパートナーに指摘されて気づくケースが多いです。
- クレンチング…音を立てずに強く噛み締めるタイプ(食いしばり)。日中も無意識に行うことがあり、自覚しにくいのが特徴です。
- タッピング…上下の歯をカチカチと噛み合わせるタイプ。グラインディングほど強い力はかかりませんが、繰り返すことで歯に負担が蓄積します。
歯ぎしりの主な原因としては、以下が挙げられます。
- ストレス…最も多い原因とされており、精神的な緊張が睡眠中の筋肉活動として現れます。
- 噛み合わせの異常…歯並びや治療後の詰め物のズレが歯ぎしりを誘発することがあります。
- 食いしばりの習慣化…スポーツ選手や力仕事など、瞬間的に力を発揮する職業の方に多く見られます。
- 胃食道逆流…睡眠時の歯ぎしりが胃食道逆流に伴って生じる生体防御反応である可能性が示されており、歯ぎしりは多因子疾患と考えられています。
- 子どもの成長期…乳歯と永久歯の生え替わり時期に起こる不快感から歯ぎしりにつながることがあります。成長とともに自然に改善するケースもあります。
歯ぎしりは「たかが癖」と軽視されがちですが、放置すると歯や顎、さらには全身にまで影響を及ぼします。次のセクションで、具体的なリスクを詳しく解説します。
歯ぎしりの影響が気になる方はご相談ください
歯ぎしり・食いしばりは、歯のすり減りや欠けにつながることがあります。アーバン歯科 池袋駅前院では、歯やかみ合わせの状態を確認し、マウスピース(ナイトガード)などの対応をご提案します。
歯ぎしりを放置すると歯が欠けるのはなぜ?6つのリスクとは

歯ぎしりを放置すると、歯の欠損・顎関節症・知覚過敏など6つの深刻なリスクが生じます。人間の噛む力は体重以上ともいわれており、無意識下では力のコントロールが効かないため、ダメージが蓄積しやすいのです。
リスク① 歯がすり減る・欠ける
歯ぎしりによる横方向のスライド動作で、歯の表面を覆うエナメル質が削れていきます。エナメル質は一度失われると再生しないため、放置すればするほど歯が短くなり、最終的には歯が欠けたり割れたりするリスクが高まります。
歯が欠けた場合の治療法は欠損の大きさによって異なります。
- 小さく欠けた場合…レジン充填(白いプラスチックの詰め物)で修復できます。
- 中程度の欠損…歯全体を覆う被せ物(クラウン)が必要になります。
- 大きく破折した場合…神経の治療(根管治療)や、最悪の場合は抜歯が必要になることもあります。
健全な歯が食べ物程度の力で欠けることはほとんどなく、歯が欠けやすい状態になっている背景には歯ぎしりによる慢性的なダメージが潜んでいることが多いです。
リスク② 知覚過敏になる
エナメル質が削れると、その下にある象牙質が露出し、冷たいものや温かいものがしみる「知覚過敏」が起こりやすくなります。知覚過敏は日常生活の質を大きく下げるだけでなく、虫歯との鑑別が必要なため、早めの受診が重要です。
リスク③ 詰め物・被せ物が外れる・割れる
歯ぎしりによる過度な圧力は、治療済みの詰め物や被せ物を破損・脱離させるリスクを高めます。特にセラミッククラウンやコンポジットレジン修復は、歯ぎしりの力に対して脆弱な面があります。根本的な対処をしない限り、何度修復しても繰り返し外れてしまう「いたちごっこ」になりかねません。
リスク④ 歯周病が進行する
歯ぎしりによる持続的な力は、歯を支える歯槽骨や歯根膜にダメージを与え、歯周病の進行を加速させます。歯周病が進行すると歯を支える骨が溶け、最終的には歯を失う原因になります。
リスク⑤ 顎関節症になる
歯ぎしりは顎の関節(顎関節)に過大な負荷をかけ、顎関節症を引き起こす原因となります。顎関節症になると、口を開けると音がする・顎が痛い・口が大きく開かないといった症状が現れます。重症化すると日常の食事や会話にも支障をきたします。
リスク⑥ 頭痛・肩こり・全身症状が出る
歯ぎしりは顎周辺の筋肉を過度に緊張させるため、頭痛・肩こり・顔面痛・腰痛・倦怠感など全身症状につながることがあります。「なんとなく体が重い」「朝起きると顎が疲れている」という方は、歯ぎしりが原因の一つかもしれません。
マウスピース(ナイトガード)治療の効果は何か?

マウスピース(ナイトガード)は、歯ぎしりによるダメージを防ぐ最も標準的な治療法です。歯ぎしり自体をなくすことはできませんが、歯や顎への負担を大幅に軽減できます。
マウスピース治療の主な効果は4つです。
- 歯やあごにかかる負担を分散させる…噛む力を歯全体に均等に分散させ、特定の歯への過度な負担を防ぎます。顎関節症の予防にも期待できます。
- 歯のすり減りを防止する…歯ではなくマウスピース自体が削れることで、エナメル質を守ります。マウスピースに穴があいた場合は、特定の歯に強い圧力がかかっているサインです。
- 詰め物・被せ物を守る…力を分散させることで、セラミックやコンポジットレジンの破損・脱離を防ぎます。
- 歯の位置を固定する…歯周病などで揺れている歯を固定し、噛み合わせの変化を防ぎます。
マウスピースは歯ぎしり・食いしばりそのものをなくす治療ではありません。そのため、肩こりや頭痛が直接治るわけではない点は理解しておく必要があります。
マウスピースの種類はどう選べばよいか?
マウスピースには「ソフトタイプ」と「ハードタイプ」の2種類があり、症状や目的に応じて選択します。
- ソフトタイプ…柔らかい素材で装着時の違和感が少なく、初めてマウスピースを使う方や詰め物・被せ物の保護が目的の方に向いています。ただし、歯ぎしりが強い場合は穴があきやすいデメリットがあります。
- ハードタイプ…レジン(硬質プラスチック)製で耐久性が高く、歯ぎしりや食いしばりが強い方・顎関節症の予防を目指す方に適しています。装着時の違和感はありますが、使い続けるうちに慣れることがほとんどです。
市販のマウスピースと歯科医院で製作するマウスピースには大きな差があります。
- 市販品…お湯で軟化させて自分で成形するタイプが多く、フィット感が低く、噛み合わせの調整ができません。
- 歯科医院製作品(オーダーメイド)…口腔内の型を取り、個人の歯列に合わせて製作するため、フィット感が高く、噛み合わせの細かい調整も可能です。保険適用で製作できるため、費用面でも安心です。
歯ぎしりの治療にはオーダーメイドのマウスピースが推奨されます。歯科医院では症状や状態に合わせたマウスピースを保険適用で製作できます。
歯ぎしりの治療・対処法にはどんな方法があるか?
歯ぎしりの治療はマウスピースが中心ですが、原因に応じた複合的なアプローチが効果的です。
マウスピース療法(ナイトガード)
就寝時にマウスピースを装着し、歯や顎への物理的なダメージを防ぐ方法です。歯科医院で保険適用のオーダーメイドマウスピースを製作できます。定期的なメンテナンスと噛み合わせの調整を続けることが重要です。
噛み合わせの調整
詰め物や被せ物の高さがズレていると歯ぎしりを誘発することがあります。歯科医院で噛み合わせを確認し、必要に応じて調整することで症状が改善するケースもあります。
ストレスマネジメント・生活習慣の改善
歯ぎしりの大多数の原因はストレスとされています。睡眠の質を改善する・枕の高さを見直す・頬の筋肉をほぐすマッサージを行うなど、日常生活でのセルフケアも有効です。
認知行動療法(覚醒時ブラキシズムへのアプローチ)
日中の食いしばりには、「歯を噛み締めていることに気づいたら離す」という認知行動療法が有効とされています。鹿児島大学(2020年)の研究でも、覚醒時の歯ぎしりに対して患者指導を含めた認知行動療法が行われると紹介されています。
矯正治療による根本的な噛み合わせ改善
噛み合わせの乱れが歯ぎしりの根本原因になっている場合、矯正治療によって歯並びと咬み合わせを整えることが長期的な解決策になります。アーバン歯科・矯正歯科 池袋駅前院では、マウスピース矯正(インビザライン)・ワイヤー矯正・舌側矯正など複数の治療法を提供しており、日本矯正歯科学会認定医が担当します。噛み合わせを根本から改善することで、歯ぎしりのリスク低減にもつながります。
歯ぎしりと矯正治療の関係は?噛み合わせを整えることの重要性

歯並びや噛み合わせの乱れは歯ぎしりを誘発・悪化させる要因の一つです。矯正治療で噛み合わせを整えることは、歯ぎしりの根本的な改善につながる可能性があります。
出っ歯(上顎前突)・受け口(反対咬合)・乱ぐい歯(叢生)・開咬などの不正咬合は、特定の歯に過度な力がかかりやすく、歯ぎしりや食いしばりを助長します。放置することで口腔機能や全身バランスにも影響を及ぼす可能性があるため、早期の相談が推奨されます。
矯正治療には特別な国家資格が存在しないため、症例経験や専門性の差が治療結果に直結しやすい分野です。日本矯正歯科学会認定医による診療体制を整えた医院を選ぶことが重要です。
アーバン歯科・矯正歯科 池袋駅前院では、以下の矯正治療を提供しています。
- マウスピース矯正(インビザライン)…透明で目立ちにくく取り外し可能。日常生活への影響が少ない治療法です。
- ワイヤー矯正…幅広い症例に対応できるスタンダードな治療法。透明ブラケットも選択可能です。
- 舌側矯正(裏側矯正)…歯の裏側に装置を装着するため、外から見えにくく、人前に出る機会の多い方に適しています。
- 小児矯正…顎の成長を利用して歯列の土台を整え、将来的な抜歯リスクを軽減できます。
- 部分矯正…前歯など気になる部分のみを短期間・比較的低コストで整える治療法です。
同院は池袋駅東口から徒歩1分のアクセスで、休診日なし・平日19時30分まで・土日18時30分まで診療しており、予約なしでも対応可能です。CT完備など先進的な設備で精密な診断を行い、患者が納得したうえで治療を開始できる体制を整えています。
歯ぎしりのセルフチェック方法は?こんな症状があれば要注意
歯ぎしりは自覚しにくいですが、以下のサインがあれば歯科医院への相談をおすすめします。
- 朝起きると顎が疲れている・痛い…睡眠中に歯ぎしりをしているサインです。
- 歯が以前より短くなった・平らになった…エナメル質がすり減っているサインです。
- 冷たいものや熱いものがしみる…知覚過敏が起きている可能性があります。
- 詰め物や被せ物が繰り返し外れる・割れる…歯ぎしりによる過度な力がかかっているサインです。
- 頬の内側に噛み跡がある…食いしばりの習慣がある可能性があります。
- 舌の裏側や鼻の下にボコッとした隆起がある…骨隆起と呼ばれる状態で、強い噛み締めのサインです。
- 家族やパートナーに歯ぎしりを指摘された…グラインディングタイプの歯ぎしりは音が出るため、周囲が先に気づくことが多いです。
これらのサインが複数当てはまる場合は、早めに歯科医院を受診してください。歯ぎしりによるダメージは蓄積するため、早期発見・早期対処が歯の寿命を守ることにつながります。
歯ぎしりや噛み合わせのお悩みは、アーバン歯科・矯正歯科 池袋駅前院にご相談ください。池袋駅東口から徒歩1分、休診日なしで平日夜・土日も診療しています。マウスピース治療から矯正治療まで、日本矯正歯科学会認定医が一貫してサポートします。予約なしでもお気軽にお越しいただけます。
よくある質問

歯ぎしりで歯が欠けることはありますか?
はい、歯ぎしりによるエナメル質の摩耗が進むと歯が欠けることがあります。健全な歯が食事程度の力で欠けることは少なく、歯ぎしりによる慢性的なダメージが背景にあることが多いです。
マウスピース(ナイトガード)は保険適用で作れますか?
はい、歯科医院で製作するナイトガードは保険適用で作ることができます。オーダーメイドで口腔内にフィットするため、市販品より効果が高く安心です。
歯ぎしりはマウスピースで治りますか?
マウスピースは歯ぎしり自体をなくす治療ではありません。歯や顎へのダメージを防ぐ対症療法です。根本的な改善には、噛み合わせの調整やストレス管理、矯正治療が有効な場合があります。
子どもの歯ぎしりは治療が必要ですか?
子どもの歯ぎしりは乳歯と永久歯の生え替わり時期に多く見られ、成長とともに自然に改善するケースが多いです。ただし、症状が強い場合や永久歯に影響が出ている場合は歯科医院への相談をおすすめします。
歯ぎしりと食いしばりの違いは何ですか?
歯ぎしりは歯を横にこすり合わせる動作(グラインディング)が中心で、食いしばりは音を立てずに強く噛み締める動作(クレンチング)です。どちらも歯や顎に大きな負担をかけます。
歯ぎしりが原因で顎関節症になることはありますか?
はい、歯ぎしりは顎関節に過大な負荷をかけるため、顎関節症の原因になることがあります。口を開けると音がする・顎が痛いなどの症状がある場合は早めに受診してください。
マウスピースはどのくらいの頻度で交換が必要ですか?
使用状況によりますが、一般的に1〜2年を目安に交換が推奨されます。歯ぎしりが強い方はマウスピースに穴があきやすいため、定期的に歯科医院でチェックしてもらうことが大切です。
歯ぎしりと矯正治療は関係がありますか?
噛み合わせの乱れが歯ぎしりを誘発・悪化させることがあります。矯正治療で歯並びと噛み合わせを整えることが、歯ぎしりの根本的な改善につながる場合があります。

池袋で歯ぎしりの相談ができる歯科医院はありますか?
アーバン歯科・矯正歯科 池袋駅前院(池袋駅東口から徒歩1分)では、マウスピース治療から矯正治療まで対応しています。休診日なし・予約なしでも対応可能です。
歯ぎしりを放置するとどうなりますか?
放置すると歯の欠損・知覚過敏・顎関節症・歯周病の悪化・頭痛・肩こりなど6つのリスクが生じます。早期に歯科医院を受診し、マウスピース治療などの対処を始めることが重要です。
まとめ
歯ぎしりは放置すると歯の欠損・知覚過敏・顎関節症・歯周病悪化・全身症状など深刻なリスクを招きます。まずは歯科医院でオーダーメイドのマウスピース(ナイトガード)を保険適用で製作し、ダメージを防ぐことが最初のステップです。噛み合わせの乱れが根本原因の場合は、矯正治療による根本的な改善も検討してください。アーバン歯科・矯正歯科 池袋駅前院では、日本矯正歯科学会認定医による診療体制で、マウスピース治療から矯正治療まで一貫してサポートします。
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アーバン歯科 池袋駅前院
【著者情報】

院長 :羽山 開智
こちらに来る前までは他院にて全般的に歯科治療をしていました。
患者様には安心して治療していただけるよう丁寧な説明を心がけております。
安心して治療を受けていただける医療を提供したいと思っております。
略歴
2021年 歯科医師免許取得
2022年 神奈川県内の歯科医院にて勤務医
現在に至る
出勤日
- 日曜日
- 火曜日
- 水曜日
- 木曜日
- 土曜日
担当科目
- 一般歯科
- 審美〈セラミック治療〉
